外来診療担当表

概要・特色

消化器内科では、胃や大腸、肝臓、胆嚢、膵臓などの臓器を診療しています。健康診断で便潜血反応陽性、肝機能障害、胃部バリウム検査で要精査などを指摘された方や、腹痛や下痢、嘔吐などの症状がある方を、胃カメラや大腸カメラ、腹部エコー検査やCT検査などを中心に診察させて頂いております。
特に緊急性がある場合は、直ちにCT検査と血液検査を施行して、できるだけ早く診断できるように心掛けています。

内視鏡の検査予約について

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主な検査・治療の紹介

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

主に食道、胃、十二指腸をビデオスコープで観察します。病変が見つかれば、組織採取をすることがあります。結果報告には約2週間程度を頂いております。
鎮静剤を使用しての検査も施行しておりますので、担当医にお尋ねください。
経鼻内視鏡も人数に制限はありますが、施行させて頂いております。経口内視鏡よりも嘔吐反射が少ないですが、画質が劣る欠点があります。
内視鏡で切除が可能なポリープや腫瘍が見つかった場合は、後日改めて入院して頂いて、内視鏡的に切除します。その他、消化管狭窄にはステント挿入術も施行しております。

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

肛門からビデオスコープを挿入して、大腸(直腸、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸)と小腸の一部(回腸末端)を観察します。病変が見つかれば、組織採取をすることがあります。結果報告には約2週間程度を頂いております。
鎮静剤を使用しての検査も施行しておりますので、担当医にお尋ねください。
検査施行時に切除可能なポリープが見つかった場合は、その都度、内視鏡的に切除します。
切除術後は、一泊二日の経過観察入院をして頂いております。

内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)

入院して頂き、必ず鎮静剤を使用して検査を行います。主に胆管や胆嚢、膵管の異常を調べる検査です。特殊な内視鏡を経口から十二指腸まで進めて、ファーター乳頭部というところに細いチューブを挿入して造影剤を注入、胆管や胆嚢、膵管のレントゲン撮影をします。
胆管に結石が見つかれば、乳頭部を電気メスで切開もしくはバルーンで拡張したのちに、砕石具などで排石を行います。
胆管に狭窄や結石が多数あった場合などは、胆汁の流出を確保するためにステントを留置することがあります。

腹部エコー検査

超音波を使って、肝臓や胆嚢、膵臓などを調べる検査です。肝腫瘍、胆石や胆嚢などの異常に有用な検査です。消化管ガスや体格などにより、超音波が届かない部位が出ることがあります。

肝炎が疑われる場合には、エコーガイド下に肝生検を施行することがあります。胆嚢炎が疑われる場合には、エコーガイド下に皮膚の上から肝臓を通して胆嚢を穿刺することもあります。

腹部CT検査

身体にエックス線を照射し、コンピューター処理をして、身体の断面を画像にしたものです。胃や大腸の病気は発見が難しいこともありますが、肝臓、膵臓、腎臓など、ほぼすべての臓器が撮影できるため、全体的な評価をする上で適した検査です。

より精密な診断が必要な場合は、造影剤を使用することがあります。血管を光らせることでコントラストがつき、病変の鑑別がしやすくなります。

腹部MRI検査

磁気と電波の力を利用して、身体の断面を画像にしたものです。身体に金属が入っている方は撮影できません。消化器領域では、主に肝臓、胆管、膵臓を調べます。



この他、ヘリコバクターピロリ菌検査なども行っておりますので、担当医にお尋ねください。

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内視鏡室 実績

内視鏡検査・治療件数:2022年度(2022年4月~2023年3月)
検査(治療) 件数
上部消化管内視鏡検査
(内、経鼻内視鏡検査)
2,251
(442)
大腸内視鏡検査
(内、ポリープ切除)
793
(393)
ERCP(処置を含む) 70
EVL 4
治療 件数
止血術 80
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 26
経皮内視鏡的胃瘻造設(PEG) 1
イレウス管挿入 5
食道拡張術 0
異物除去 5
消化管ステント 5

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医師紹介

部長半野 元

部長 半野 元
  • 専門分野
    消化管癌に対する内視鏡診断・治療、胆膵内視鏡診断・治療
  • 認定資格
    日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、
    日本消化器病学会消化器病専門医、
    日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・近畿支部評議員、
    日本消化管学会胃腸科専門医・指導医、
    日本内科学会認定JMECCインストラクター、
    日本救急医学会認定ICLS・BLSコースインストラクター、
    日本静脈経腸栄養学会近畿地区TNT研修会受講、
    緩和ケア研修会受講、
    難病指定医
  • 所属学会
    日本内科学会、
    日本消化器病学会、
    日本消化器内視鏡学会、
    日本消化管学会
メッセージ
消化管疾患や胆膵疾患に対する内視鏡診療を得意としています。わかりやすい説明と質の高い医療の提供をモットーに、地域のみなさまのお役に立てるように努めさせていただきます。

平位 暢康

  • 専門分野
    消化管癌に対する内視鏡診断・治療、胆膵内視鏡診断・治療
  • 認定資格
    日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
    日本消化器病学会消化器病専門医
    日本消化器内視鏡学会専門医
    日本化学療法学会指導医
    日本感染症学会専門医
    ICD
    ISTM Certificate in Travel Health
    Diploma of Tropical Medicine (Mahidol University)
  • 所属学会
    日本内科学会
    日本消化器病学会
    日本消化器内視鏡学会
    日本化学療法学会
    日本感染症学会
    国際旅行医学会 (ISTM)

久松 美友紀

  • 認定資格
    日本内科学会認定内科医
    日本消化器病学会消化器病専門医
    日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
    日本ヘリコバクターH.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
  • 所属学会
    日本内科学会
    日本消化器病学会
    日本消化器内視鏡学会
    日本ヘリコバクター学会

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