外来診療担当表

増田医師 紹介

増田医師は泌尿器科全般に精通しており、特に前立腺肥大症の内視鏡手術、男性不妊症手術を積極的にされています、増田医師は、2001年から大阪医科大学不妊グループのリーダーとなり、2009年より非閉塞性無精子症の人を対象にmicro-TESE(マイクロテセ)」(顕微鏡下精巣内精子採取術)手術も行っています。2005年より藍野病院泌尿器科部長、2012年に生殖医療専門医を取得してます。日本で45人しかいない、生殖医療専門医と泌尿器科専門医の両方を持つ泌尿器科手術、男性不妊治療のエキスパートです。
不妊カップルの半分は、男性にも原因があります。その原因には、勃起障害・射精障害などさまざまなものがあり、治療も多岐にわたります。性機能障害に関しては本人でも自覚できますが、造精機能障害は、精液検査を受けなければわかりません。生殖医療は飛躍的に進歩しています。早いうちに精液検査を受ければ治療が可能になるかもしれません。非閉塞性無精子症の人を対象にmicro-TESE(マイクロテセ)(顕微鏡下精巣内精子採取術)手術が畷生会脳神経外科病院で可能となりました。クラインフェルター症候群の患者さんからも精子の採取が可能で、挙児可能です。また乏精子症・精子運動率低下の35%は精索静脈瘤が原因です。精索静脈瘤の手術を積極的にし、手術後多数の方が自然妊娠されました。男性不妊の診察は一度受診していただければ簡単な検査で診断がつきます。ぜひ受診してください。

泌尿器科部長 増田裕

泌尿器科部長 増田裕
  • 学歴
    平成5年   大阪医科大学卒業
    平成13年  大阪医科大学大学院医学研究科博士課程修了
             医学博士
  • 職歴
    平成13年   大阪医科大学泌尿器科助手
    平成14年   枚方市民病院泌尿器科副部長
    平成17年   藍野病院泌尿器科部長       現在に至る
  • 資格
    平成10年   泌尿器科専門医
    平成15年   泌尿器科指導医
    平成24年   生殖医療専門医、日本アンドロロジー学会評議

概要・特色

豊富な臨床経験を誇る医師が揃っていますので、
泌尿器科の病気に関する悩みがあれば何でもご相談ください

概要・特色

泌尿器科は、副腎・腎臓・尿管・膀胱・前立腺・外性器といったホルモン産生と尿の排出に関する臓器を対象として診察しています。よく知られている病気は、排出障害、尿路感染、尿路結石、悪性腫瘍(がん)腎不全などで、最近では骨盤内臓器脱なども取り扱っています。

年々、高齢化が進む中で排尿のトラブルを抱える人達が少なくありません。排尿の問題は、患者さまにとって生活の質を著しく低下させる深刻な問題であるため、それを少しでも改善するために患者さまそれぞれの症状にあった治療方法を心がけています。さらに最近では、前立腺がんの増加傾向があり、積極的に手術を行ったり、薬物療法を手がけたりしています。

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代表的な対象疾患

代表的な対象疾患名 治療方法
前立腺肥大症 症状、QOL質問票、超音波検査、尿流測定などから肥大症の重症度を判定します。また必要に応じて尿流動態検査を追加します。治療が必要な場合はまずαブロッカー、抗男性ホルモンなどの薬物療法を第一選択としています。薬物療法により症状が改善しないときは手術療法(経尿道的前立腺切除術)を選択します。
尿路結石症 超音波・レントゲン・CTなどによって診断します。体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は、現在行っておりません。
腎癌 超音波検査・CT・MRIなどで診断します。治療については腫瘍の大きさにもよりますができるだけ侵襲の少ない腹腔鏡下手術を選択しています。再発・転移例に対しては免疫療法や分子標的治療を行っています。 
前立腺癌 PSA測定、直腸診、超音波検査などで診察し前立腺生検で確定診断を行います。(当院では経直腸法を外来で行っています。)癌と診断した場合にはMRI・CT・骨シンチなどで臨床病期分類を行います。PSA監視療法・前立腺全摘術・内分泌療法・化学療法など病期や年齢、患者の希望などに合わせた治療を行っています。
膀胱癌 膀胱癌は肉眼的血尿などをきっかけに見つかることがあります。膀胱鏡検査、尿細胞診、CT、MRIなどで診断します。まず経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)を行い組織のタイプ、深さなど診断し病期分類を行います。表在性(粘膜内まで)ならば膀胱内注入療法(抗がん剤やBCG)を行います。浸潤性(筋層より深い)ならば膀胱全摘術+尿路変更術をおこないます。転移や再発に対しては化学療法(GC療法)・放射線療法などを行います。
過活動膀胱 急に我慢できないような尿意が起こる、トイレが近い、尿漏れなどの症状を示す病気です。40歳以上の男女の8人に1人が、このような症状をもっているといわれています。問診に加えて、質問票や腹部エコーでの残尿量の測定を行い診断します。薬物治療や行動療法(膀胱訓練や骨盤の筋肉を鍛える体操)を行います。

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診療実績

2022年度手術件数(2022年4月~2023年3月)
診療・手術名 件数 診療・手術名 件数
顕微鏡下精巣内精子採取術 12 顕微鏡下内精静脈低位結さつ術 67
経尿道的前立線切除術 33 経尿道的膀胱腫瘍切除術 18
包茎根治術 9 陰のう水腫 2
内シャント造設術 1 尿道切開 3
高位精巣摘除 3 経尿道的膀胱結石採石術 1
経尿道的止血切除術 1 コンジローマ焼灼術 1
合計 151

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医療設備

CT、MRI、超音波検査、膀胱鏡(硬性、軟性)、尿管鏡、X線透視、尿流測定検査(UFM)、尿流動態検査(UDS)

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